NScripterの開発者として、またエロゲーのシナリオライターとしても知られる高橋直樹さんが新エンジンSGEのテストのためにサンプルプログラムを公開されていたので、自宅環境でさっそく試してみることに。
画面はこんな感じ。は○ゅねミクとは関係ないと思いますよ?
環境1:NEC Express5800/S70ベースマシン
OS:Windows7 Professional (SP1,64bit) CPU:Intel Pentium G6950 @2.80GHz (2 CPUs) メモリ:16GB (DDR3-1333 4GB×4) GPU: Sapphire RADEON HD5770 1G GDDR5 PCI-E DUAL DVI-I/HDMI/DP (11163-02-20R) Catalyst Version:11.8 ディスプレイ:EIZO s1910-R (x2)+三菱 RDT176S (1280x1024x3のトリプルディスプレイ)
通常起動は問題なし。FPSも240~250程度で安定して回ったのでファンクションのテスト。
F3:問題なし。
F2:問題なし。
F1:フルスクリーン切り替え時に数秒間、各ディスプレイが黒く明滅し、プログラムは最小化状態に。タスクバーをクリックして 復帰を試してみるも同様の症状を経て再び最小化状態。タスクバー上からプログラムを閉じて正常終了。
プログラムは全くの門外漢だけれど、過去に携わった案件と似ているので状況から推測するとスクリーンサイズを取得してDirect 3Dデバイスを生成しているところで転けてる感じ?
残念ながらログ生成は初期化時だけで、ウインドウ/フルスクリーンを切り替える際は sgedxbootlog.txt にログが書き込まれないようなのでそれ以上の判断できず。ちなみに、Catalyst Control Centerのパフォーマンスモニタで見る限りでは負荷は0%に張り付いたままでした(汗
環境2:Lenovo ThinkPad X61s (76733NJ)
OS:Windows 7 Ultimate (SP1,32bit) CPU:Intel Core2Duo T7100 @1.80GHz (2 CPUs) GPU:Mobile Intel 965 Express Chipset Family (チップセット内蔵) メモリ:2GB ディスプレイ:本体液晶ディスプレイ(1024x768)
F3:問題なし。
F2:問題なし。
F1:問題なし。
こちらは何も問題なし。さすがにチップセット内蔵GPUでは非力らしくFPSは80前後。
スクウェア|ワイドディスプレイ環境の違いやマルチディスプレイ環境での動作は、既存のAVGエンジンでも色々と対応・改良が進められている部分でもあるので対応しておいて損はないかと思います。
その後、高橋直樹さんとのやり取りで原因の絞り込みができました。
「Windows Aeroが有効」かつ「マルチモニタ環境」で「フルスクリーン」に切り替えようとすると問題が発生するようです。
これを解決するためには、”genmuclock.exe”を選択して(右クリックで)コンテキストメニューを開き、[互換性]タブの[設定]セクションにある「デスクトップコンポジションを無効にする」にチェックを入れて[OK]ボタンをクリックしてください。
この操作によって幻夢クロック起動時にはAeroテーマが一時的に無効となり、フルスクリーンに切り替えられるようになります。