MSの仕掛けた罠

書けるうちに書いておかないとまた止まりそうなので……^^;;
作業自体はほぼ終電で帰ってきて、それから晩飯食べた後の1時間弱を使って細々と進めてるわけですが、そろそろ本格的に進めないと19日のNew Xbox Experience (NXE)に間に合わないので、ちょっとスピードアップしながら進めていきます。
今回必要なのはラジオペンチ。

マザーボードを引っ張り出して一番最初に悩んだのが、ヒートシンクの着脱法。PCのようにCPUなどの部品実装面からツメで引っかけているわけでもなく、かといって裏返してもさらにネジ止めされているわけでもなく。
(写真取り忘れていたんで、PC Watchの分解記事でも参考までに)

ヒートシンク-固定用プレート(ネジ止め)-バックプレート、という状態なのですが、いわゆるネジっぽいものは固定用プレートにネジ止めされているピンのみ、という状態。しかもバックプレート側にはドライバー用のねじ穴なんて掘ってないので外すことは無理なわけです。

色々と探して、ようやく見つけましたよ。日本語のページじゃなかったけれど。^^;;
というわけで、ANANDTECH該当ページを探し当てたところこんなメッセージが。

Removing the heatsinks from the GPU and the CPU will require a great deal of patience as to avoid damaging the motherboard. Flip over the Xbox 360’s motherboard. You will see two X clamps grasping the ends of the screws that hold the heatsinks into place. Without removing the X clamps, you cannot remove the heatsinks. Microsoft has done a clever job in terms of securing the unit from prying eyes and removing the heatsinks from the Xbox 360 can be a trick for a lot of people.

そういうことでしたか、と得心。
さて、ここでラジオペンチの出番。ヒートシンクの方を外すのでなくて、バックプレートを外すのですね。パターンを痛めないように、ラジオペンチでバックプレートの先端部を挟み、軽く力を入れて捻ると、「バチン」という音と共に勢いよくバックプレートがピンから外れます。ただし、力むあまりにバックプレートを変形させないように。最優先事項です。

この調子で3カ所外せば、あとはラジオペンチなしでも手で外せます。GPU側も同じ要領でOK。

こんな感じになります。
CPU、GPUダイに付いてるグレーの変なのは熱伝導シールが溶けた後のもの。どうせなんでシリコングリスに塗り替えるので綺麗に清掃。当たり前のことですが、チップコンデンサを削り飛ばしたりするとそのままオシャカになるので、腕に覚えのない人は手を出さない方がいいです。
や、私のせいにされても困りますし。^^;;

ちなみに、マザーボードの下に敷いているのは、すのこタン。A4A4ですからっ!
もちろん、普通のすのこタン。も持ってますよ。2枚ほど
うん、基本です。基本。^^;;

そんなわけでチューブと部品との干渉を考えるために、ひとまず水枕を仮置きしてみたのが下の写真。

CPUの水枕の置き方がメーカーページの画像とちょっと違ってますが、そこはご愛敬。CPU側の水枕はチューブとの接合部が回転するので、取り回しの自由度は高いです。反面、すぐ上にDVDドライブがあるGPU側は取り回しにかなり制限が出てきます。

さてさて、ほどよい長さになってきたので、また後ほど。
水冷をやるには、ある程度の計画性と慎重さが必要なのです。一度水を入れてしまうとそう簡単にやり直しが効くものでもないですしね。